■新型でデザイン刷新。「カクタス」の名は削除もC4ファミリーとして残留か?
シトロエンは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「C4カクタス」の後継モデルを開発していますが、再びプロトタイプをキャッチ、コックピットも初めて撮影に成功しました。
後継モデルでは「カクタス」の名前を削除する予定ですが、C4ファミリーとして残ることが濃厚と見られています。プロトタイプはヘビーカモフラージュですが、明らかに傾斜したルーフラインを持つクーペ・クロスオーバーボディを採用しており、他のC4モデルとは一線を画していることがわかるほか、エアロホイールや大きなホイールアーチも確認できます。
アーキテクチャにはPSAの最新「CMP」(Common Modular Platform)プラットフォームの拡張バージョンを採用、プジョー「2008」と共有します。これはガソリン、ディーゼル、およびすべての電動パワートレインに対応しており、多用なラインアップが期待できそうです。またCMP採用により居住空間が向上、C4カクタスと比較して長いホイールベースを持つことになります。
初めて捉えたコックピットには、デジタルクラスタやワイドなインフォテイメントディスプレイらしきものが搭載されており、プジョー2008にインスパイアされたデザインが予想されます。
EVモデルも有力で、パワートレインは「e-2008」からの流用が予想されています。おそらく最大出力136hpの電気モーターと50kWhのバッテリーパックを搭載することになり、WLTPテストサイクルによる1回の航続距離は193マイル(310km)となります。また100kW充電ステーションを使用すれば、30分で最大80%を充電可能です。
C4カクタス後継モデルのワールドプレミアは今秋と予想され、オンラインでの公開などが検討されているようです。
(APOLLO)