ついにフロントマスクも見えた! 新型ジャガー・XJはフルEVモデルに進化

■新プラットフォーム「MLA」を採用、航続は最大470kmに

ジャガーの最上級4ドアセダン「XJ」の次世代型プロトタイプを以前より鮮明にカメラが捉えました。

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ジャガー XJ 次期型プロトタイプ

フィンランド北部でキャッチしたプロトタイプは厳重なカモフラージュが施されており、ディテールは不明です。しかし、初めてフロントマスク全体が鮮明に露出、大きなグリル、ヘッドライト及びターンシグナルの位置を確認することができます。

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ジャガー XJ 次期型プロトタイプ

次世代型プラットフォームには、より軽量でEVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートできる「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、プロトタイプからはアーチ型のフールラインがみてとれるほか、ボディの縫い目からリフトバックデザインや、フレームのないサッシュレスウィンドウ、サイドをスマートに演出するポップアップドアハンドルなどが予想されます。

フルEVとなる新型XJのパワーユニットは、各ホイールに1基ずつ、最大4基の電気モーターを配置。90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が期待できそうです。

ワールドプレミアは2021年以降が有力で、オーストリアのマグナシュタイアで生産されるI-PACEとは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場での生産が予定されています。

高級EVセダン市場には、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」を始め、先日スクープに成功したアウディ「e-tron GT」、メルセデス・ベンツ「EQS」など強力なライバルの発売も予想されており、熱い戦いがみられそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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