■コンセプトは「FIT. in Your LIFE」。グレードごとにおすすめのスタイルを用意
ホンダ・フィットのフルモデルチェンジが好評です。『e:HEV』と名付けられた新しいハイブリッドシステムの生み出すナチュラルな走りや「心地よさ」を散りばめたディテールが魅力です。
最低地上高を上げ、3ナンバーボディとした「CROSSTAR」というSUVグレードを設定したのも話題です。そもそも新型フィットには上下関係的なグレードというのはありません。CROSSTARのほかBASIC、HOME、NESS、LUXEという計5グレードがそれぞれの個性をアピールしています。多様なニーズに応えるラインナップというわけです。
個性を求める時代ですから、5つのバリエーションだけでは物足りないと思うユーザーもいます。そうした人が最初に選ぶのが純正アクセサリー(ディーラーオプション)による自分仕様へのカスタマイズでしょう。ホンダの純正アクセサリーを担当するホンダアクセスは、そうしたユーザーの願いを叶えてくれるのです。
純正アクセサリーのグランドコンセプトは「FIT. in Your LIFE」。使い勝手をよくするアイテムから、個性的に仕上げるカスタマイズパーツまで幅広いラインナップを揃えることでさまざまなユーザーが満足できることを目指しています。
エクステリア系アイテムはグレードの個性に合わせたアイテムを用意しています。
SUVテイストのCROSSTARでは高輝度シルバーのロアガーニッシュが、さらにSUV色を強めます。山の稜線をモチーフとしたデカールもアウトドア風味を強めてくれます。ルーフボックスやラゲッジトレイといった積載面で役立つアイテムも見逃せません。
今回、用意されていたもう一台のデモカーはオーソドックスなHOMEをベースとしたものでした。CROSSTAR以外の新型フィットはグリルレスの顔が特徴ですが、純正アクセサリーで用意するフロントグリル(3万3000円)を装着することで、スポーティな表情に変化させることが確認できました。
アピアランスチューンとしてはロアスカートやテールゲートスポイラーもスポーツ性をアピールします。切削仕上げがシャープな印象の16インチアルミホイール「MS-041」はスポーティとラグジュアリーの両面を兼ね備えたデザインです。
機能面では全グレードに共通しておすすめなのがフィット専用9インチ プレミアムインターナビ。フルモデルチェンジのトピックスのひとつである「Honda CONNECT」に対応したナビは大画面がインパネにすっきりと収まり、もともと付いていたかのようなフィッティングをみせます。前後用ドライブレコーダーとセットになった「ナビ/ドライブレコーダーあんしんパッケージ(25万5200円)」での購入がおすすめです。
インテリアでは、前席間にあるテーブルコンソールに装着するマルチコンソールなどのユーティリティを高めるアイテムが注目。簡単に固定することができるので、後から購入して使い勝手をあげていくというのも楽しみ方となりそうです。
インテリアのカスタマイズでは、シートカバーや本革のステアリングホイールカバーなども用意されています。
ほかにも、FITのロゴが浮かび上がるサイドステップガーニッシュなど高級感を示すアイテムなど、ここでは紹介しきれないほど多くの純正アクセサリーが設定されています。
新型フィットの購入を検討しているなら、アクセサリーカタログもしっかりチェックすることがおすすめです。そうすれば、より使いやすく、もっと自分に合った愛車に仕上げることができるでしょう。
(自動車コラムニスト・山本晋也)