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■レクサス「UX300e」の国内発売は来年前半!
一昨年にジュネーブモーターショー2018でデビューしたレクサス「UX」ですが、同モデルをベースにしたレクサス初の市販EV「UX300e」が3月のジュネーブショー2020(3月5日‐15日)で公開される予定になっています。
今回の公開は昨年11月の広州モーターショーに次ぐもので、今春の中国を皮切りに今夏に欧州、2021年前半に日本での発売が予定されています。
「UX300e」はGA-Cプラットフォームの前部に最高出力204ps、最大トルク30.6kgmを発生する高出力モーターを搭載しており、リチウムイオンバッテリー(容量54.3kWh)による航続可能距離は400km(NEDC:新欧州サイクル)で、情報によると0‐100km/h加速は7.5秒、最高速度は160km/hとなっています。
モーターやバッテリーなどの重量物を車体下部に配置することで重心を下げており、前後重量配分や慣性モーメントの最適化などにより、優れた車両の運動性能を実現。EVならではの滑らかな加速フィーリングを追求しています。
静かなEVだけに、気になる風切り音や砂跳ね音に関しても、遮音を徹底することでレクサス品質を実現。専用アプリによるスマートフォンとの連携で、バッテリー残量や走行可能距離を表示。充電の必要有無を確認できるほか、充電完了までの時間を把握したり、出発時刻に合わせて充電が完了するようタイマーを設定することが可能になっています。
■新型コロナウイルスによるジュネーブモーターショー開催への影響は?
そうしたなか、「北京モーターショー2020」(4月21日‐30日)の延期が発表されるなど、新型コロナウイルスによる影響が自動車業界にも広がっており、開催が目前に迫った第90回「ジュネーブモーターショー2020」への影響についても動向が注目されています。
2月28日時点の情報によると、今回のジュネーブショーは当初よりも規模が縮小されるものの、今のところ延期や中止は無く、予定どおり開催される模様※ですが予断を許さない状況。
※その後、28日付けで急遽中止が決定(2/29追記)
■中国のEV市場に異変?
一方中国では、これまで政府による手厚い補助金でEVの販売台数が急増したものの、「補助金漬け」では産業が育たないとして、昨年あたりから1充電あたりの航続距離等、性能向上を目的に政府による補助金の支給対象を厳格化しているそうで、これに伴い昨夏以降、EV販売台数が大幅に減少している模様。
そうした背景から、CO2削減の観点で今後は中国以外においてもEV市場の拡大が急務となっています。
トヨタ自動車では「UX300e」について、グローバルで1,300台/月の販売目標を掲げていますが、日本におけるEV化を促進する意味でも来年前半とされる同車の発売が大いに待たれます。
(Avanti Yasunori・画像・動画:Lexus、ジュネーブモーターショー)
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https://clicccar.com/2019/12/27/942030/
【関連リンク】
Lexus UX
https://lexus.jp/models/ux/
ジュネーブモーターショー2020
https://www.gims.swiss/