センサー内蔵グリルもチラッ! BMWのエレクトリックSUV「iX5」プロトタイプがスカンジナビアに出現

■「X5」より低いルーフに専用グリルを装備。航続距離は600km

BMWが開発を進める「X5」EVバージョン、「iX5」(仮称)の最新プロトタイプを厳冬のスカンジナビアでカメラが捉えました。

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BMW iX5 市販型プロトタイプ

キャッチしたプロトタイプは、同社のICE搭載SUVデザインと一線を画しています。スリムなヘッドライトを装備し、「X5」より低いルーフライン、カモフラージュの合間からは自動運転技術用センサーカメラを収納するグリルの一部が初めて露出しています。これは市販コンポーネントではなく、最終的にはコンセプト「iNEXT」にインスパイアされたデザインが採用される可能性が高いようです。

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BMW iX5 市販型プロトタイプ

BMWは電気4ドアサルーン「i4」に80kWhのバッテリーパックを搭載し、最高出力530hpを発揮すると発表していますが、iX5では様々な出力とバッテリー容量のデュアルモーターバリエーションを持ち、「iX5 xDrive40」「iX5 xDrive50」「iX5 M50xDrive」などの車名が予想されます。

キャビン内では、直感的なタッチコントロールを可能にする巨大で湾曲したディスプレイが見てとれるほか、自動運転と通常運転を簡単に移行できるように、上部と下部がフラットな多角形ハンドル「ポリゴナル・ステアリングホイール」の市販型も装備されています。

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BMW iX5 市販型プロトタイプ

iX5のワールドプレミアは2020年内、販売は2021年前半が予想され、ライバルはアウディ「E-Tron」、メルセデスベンツ「EQC」、テスラ「モデルX」、フォード「マスタングMach-E」となるとみられます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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