■フォード「ラプター」を止めるか? 市販ピックアップ最強モデルが誕生
ダッジが公開しているコンセプト・ピックアップトラック「ラムレベルTRX」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
米ミディアム・ピックアップトラック市場は、フォード「ラプター」を頂点に、トヨタ「タコマ」、ホンダ「リッジライン」、さらにレクサス参入の噂など強豪がひしめき合っています。特にラプターは、最高出力450hpを発揮する3.5リットルV型6気筒エコブーストターボを搭載し、独走体制に入っています。
その牙城を崩すべく登場したのが、「ラムレベルTRXコンセプト」です。パワートレインは「ヘルキャット」から流用される6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャーエンジンで、最高出力は575hpへデチューンされていました。しかし市販型では、ヘルキャットのパワーそのままに最高出力707hpを発揮、ラプターを凌駕する史上最強ハイパーピックアップトラックの誕生となります。
捉えたプロトタイプは厳重なカモフラージュがほどこされています。しかし、ネットの下には、突き出したブラシガード、市販用に再設計されていると思われるヘッドライト、コの字型テールライトなどがうっすらと透けて見えます。また市販型では、ハードなラフロードを走破する「ARBエアロッカー」の搭載も確実とされています。
市販型のワールドプレミアは2020年内と予想されていますが、今年から6月に開催されることになったデトロイトモーターショーにて初公開される可能性もあるようです。
(APOLLO)