■「SUVの父」からインスピレーションを得たというアグレッシブな外観
ジープ・ラングラーに300台限定の「アンリミテッド・ウィリス」が設定され、2020年2月8日から発売されます。軍用ではなく民生向けのジープとして登場した「ウィリスオーバーランド CJ-3A」にインスピレーションを得たそうです。
限定車「ラングラーアンリミテッド・ウィリス」の着想の原点となった「ウィリスオーバーランド CJ-3A」は、1948年に登場し、それまで軍用車として認知されていたオフロード車を、民間用として広く普及させたモデルとして知られています。いわばSUVの元祖的モデルの1台。
アメリカでは、幅広いユーザーにオフロード車を駆る喜びや冒険の楽しみを提供したことから、「SUVの父」ともいわれているそう。
また、CJ-3Aは、その先代モデルであるCJ-2Aに対して、エクステリアに手が加えられ、トランスミッションやリヤアクスルといったメカニズムが強化され、よりタフな走りが可能だったそう。同限定車には、こうしたCJ-3Aの特徴を受け継ぎ、専用エクステリアパーツやオフロード性能を高める装備が用意されています。
外観は、ブラック仕上げの専用フロントグリルやグロスブラックの17インチアルミホイール、エンジンフードの「WILLYS」デカール、リヤゲートの「4 WHEEL DRIVE」デカール、マットブラックのJeepバッジなどが特徴で、ベース車の「アンリミテッド・スポーツ3.6L」との差別化が図られ、よりアクティブな雰囲気をまとっています。
ほかにも、岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレールや、タイヤの空転を抑制してトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ハードコアモデルの「ルビコン」と共通のDana社製のM220リヤアクスルが搭載され、厳しい環境下でも優れた走破性を発揮できるそう。
設定されるボディカラーは、ベース車にはない「スティンググレーC/C(限定200台)」と、「ブラックC/C(同100台)」の2色(C/Cはクリアコート)。インテリアカラーはブラックのみ。ラングラーアンリミテッド・ウィリスの価格は、5,210,000円です。
(塚田勝弘)