■AMGバージョンは600ps超。ポルシェ・タイカンより高級感
メルセデスベンツが開発を進める大型EVセダン「EQS」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
EQSは、コンセプトモデルが東京モータショー2019にてアジア初公開されましたが、その市販型がこのプロトタイプです。
豪雪のフィンランドで捉えた開発車両は、Bピラー以降に傾斜したルーフラインを持ち、ハッチバックのようなオープンテールゲートが装備されています。
フラッグシップセダン「Sクラス」のEV版となりますが、そのレイアウトとは異なるとともに、ライバルのポルシェ「タイカン」、アウディ「E-Tron GT」らライバルより実用性が高く、ラグジュアリーなモデルとなりそうです。
キャビン内は、デジタルゲージクラスタを始め、センターコンソールから上向きに傾斜したタブレットスタイルの独立型インフォテイメントスクリーン、アンビエント照明などを搭載するなど、Sクラス次期型に似たデザインが見てとれます。
プラットフォームでは、Sクラスの「MRA」と一線を画し、電気自動車用「MEA」アーキテクチャを採用。各車軸には1基ずつ、2つのモーターを装備し、最高出力は400ps以上を発揮。0-100km/h加速4.5秒、最高速200km/hのパフォーマンスを持ち、駆動方式は、電気式全輪駆動が標準装備となるはずです。またAMGバージョンでは600psに近いパワーが予想されます。
航続距離は310マイル(500km)を超えると噂されており、ワールドプレミアは2021年以降が有力です。前出のタイカン、E-Tron GTに加え、ジャガー「XJ」次期型も完全EV化により同市場に参戦、EQSはそのラグジュアリーさで勝負に出ます。
(APOLLO)