■従来品よりも耐摩耗性能を20%、ウェット制動性能を6%を向上
ヨコハマタイヤの「BluEarth(ブルーアース)」から初となるバン専用タイヤが発売されます。
2019年12月5日、低燃費タイヤブランドである「BluEarth」初のバン専用タイヤ「BluEarth-Van RY55(ブルーアース・バン)」を2020年1月から順次発売すると発表しました。発売サイズは、215/70R15 107/105N~145/80R12 80/78Nの24サイズで、価格はオープンプライス。
バン専用タイヤに最も求められる耐摩耗性能の向上に主眼を置いたという「BluEarth-Van RY55」は、優れたウェット性能の実現が追求されています。
トレッドに新開発となる専用パターン「エクストラパワフルパターン」が採用されていて、ショルダー部には、深溝とサイプを交互配置した「アグレッシブショルダー」を搭載。これにより耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を向上。
さらに、コンパウンドに強度を高めるトリプルポリマーが配合されるとともに、接地形状を最適化する専用プロファイルが開発され、偏摩耗が抑制されます。
ほかにも「トライアングルブロック」および「ワイドセンターグルーブ」が高い剛性や排水性に寄与し、これにより「BluEarth-Van RY55」は従来品「JOB RY52」に比べ、耐摩耗性能を20%、ウェット制動性能を6%向上したそうです。
「BluEarth」シリーズは、「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマに掲げた横浜ゴムのグローバルタイヤブランド。商用車向けでは「BluEarth-Van RY55」のほか、小型トラック用リブタイヤ「BluEarth LT152R」が展開されています。
(塚田勝弘)