■元気な走りで、登坂路でも周囲の流れをリードできる
ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズの走りで最も驚かされたのは、「1KR-VET」型の1.0L直列3気筒ターボの元気な走り。最高出力98ps/6000rpm、最大トルク140Nm/2400-4000rpmというエンジンスペックは、驚くような数値ではありませんが、車両重量が980〜1050kgに収まっているのが大きく、軽いボディを低速域から力強く加速させていきます。試乗ステージは、勾配も多い郊外路で、大小様々なコーナーもあり、シーンを問わず軽快な走りを披露してくれます。
なお、軽スーパーハイトワゴンのダイハツ・タントは、880〜1000kgで、売れ筋グレードは900kg超。2WDで比べると、70〜80kg程度と少し重めの成人男性1人分くらいの差しかありませんから、1.0Lターボで活発な走りが得られるのは当然かもしれません。