■エンジンはガソリンターボで350ps!
ロサンゼルスで開催されているモーターショーでのマツダブースの目玉はCX-30の北米デビュー。とはいえ、日本人としてはまったく興味がありません。
なぜなら、すでに日本で発売されているクルマだから。日本では街を走っているので「北米でデビュー」と言われても、これといってグッと来るものはなにもありませんでした。気になるといえば、ガソリンエンジンの排気量が2.5Lで走りにゆとりがあるというくらいでしょうか(日本仕様は2.0L)。
しかし、マツダブースに行ってみるとずいぶんとカッコいいクルマが。
車体は低く構え、バリッと張り出したオーバーフェンダーにより全幅は1950mmまでワイド化(ノーマル比だと145mmも増している)。そのオーバーフェンダーの美しさと言ったらもう、水族館で出会った人魚みたいですよ(意味不明)。
エンジンはターボを追加した直4ガソリン(排気量は不明)で最高出力は350hp。7000rpmまで回るそうです。トランスミッションは6速シーケンシャルで、最高速は約240km/h。タンパーはビルシュタインが標準でオプションとしてオーリンズも用意。ブレーキはブレンボ、ホイールはレイズ製なのだとか。
しかもなんと、マツダはこのクルマを市販するのだとか。とはいえ、販売は一般ユーザー向けではなくレース出場者が対象ですけどね。そして、もちろんナンバーは取得できませんけれど。
実は「TCR」という国際ツーリングカーレースに出場するレギュレーションを満たしたモデルで、プライベート参戦するチームへ2020年内に販売を開始するそうです。
クルマ好きの一人として思うのは、このモデルのイメージをいかした市販車のホットバージョンを開発してほしいということ。その時の車名は「マツダ3 マツダスピード」でどうでしょうかね?
(工藤貴宏)