「幻のGT-R」が見られるブースで大坂なおみ選手と記念写真を撮ろう!【東京モーターショー2019】

■グリルなどのデザインが異なるR33GT-Rのプロトタイプを発見!

東京ビッグサイトの「西展示場」に「南展示場」、そして一駅離れた「青海展示場」の両会場を結ぶ通路に作られた「オープンロード」。さらにクルマを実際に走らせられる体験型の「ドライブパーク」のほか、クルマだけでなく社会全般の未来を味わえる体感スペース「フューチャーエキスポ」も存在したりと、とにかくあちこちにスポットがある今年の東京モーターショー。

会場の端からは端までは約2kmあるうえに、有料エリアと無料エリアが混在しているカオスな状態となっています。

そんなモーターショー会場の南館で、かなり変わった展示をみつけましたので報告しましょう。

記念撮影
大阪なおみ選手のCGと記念撮影が可能です

広ーい場所にクルマが1台と機材が置いてあり、一見したところどんなブースなのか意味不明。どうやら、クルマと一緒に記念写真が撮れるようです。

なーんだ、それだけか。……と思ったら大間違い。
なんと、記念写真に一緒に写るのがあの大坂なおみ選手と聞けば、ちょっと凄そうでしょ。まあCGなんですけどね。

幻のR33型GT-R

しかも、置いてあるクルマがまた貴重。R33型のGT-Rです。1993年の第30回東京モーターショーに展示された車両そのものですね。

「えっ、R33型GT-Rなんて市販されたんだから珍しくないでしょ?」とイマ思いましたね、アナタ。

でもこれがとっても珍しいんですよ。なぜなら、市販されなかった幻の車両だから。確かにR33型GT-Rは市販されましたが、市販モデルとはデザインが違うんです。だから幻のR33型GT-Rなのです。

フロントバンパーの形が市販仕様とはかなり違います

当時流れた噂によると、「市販に向けて開発していたGT-Rを公開したものの、あまり評判がよくなかったので市販仕様ではデザインを変更した」のだとか。もちろん公式にはそんな説明はしませんので、どこまで本当なのかは諸説ありますが。

ちなみにこのブースは、日産ではなくモーターショー主催者による出展。日産はそこに協力という形でジョイントしているのだそうです。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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