●兄弟車のパーツで擬装? それとも改良? BRZの改良型プロトタイプをキャッチ
スバルがトヨタと共同開発した2ドアスポーツ「BRZ」の改良型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始、初めてカメラが捉えました。
BRZは初代である現行モデルが2012年に発売。ボクサーエンジンの「B」、リアドライブの「R」、究極「Zenith」のイニシャル「Z」によって名付けられました。2013年には「RA Racing」が設定、その後毎年改良が行われています。
フロントエンドとリアの一部にカモフラージュがほどこされている開発車両は、フロントフェンダー後部に新たにエアアウトレットを装備、新デザインのスプリット付き縦型のコーナーベンチレーションが確認できます。
しかし奇妙なのは、ヘッドライト、バンパーのエアインテーク、リップスポイラー、さらにリアエンドでは、キゾーストパイプの両側に水平のディフューザーが見られるなどトヨタ「86」のパーツを装備している点です。
それらのことからも、「86」改良新型と思われましたが、契約カメラマンを始め欧州の複数メディアが「BRZ」と報じており、その可能性が高いと思われます。
となると、BRZ改良型では「86」のデザインが多く採用される、あるいは86のパーツはダミーで、その箇所が全て刷新されるというどちらかが予想されます。
パワートレインは、「FA20型」2.0リットルDOHC水平対向4気筒エンジンがキャリーオーバーされると予想されますが、馬力の変更などがあるかもしれません。またキャビン内では、新デザインのインフォテイメントシステムを装備する可能性があるでしょう。
ワールドプレミアは、2020年内に期待できそうです。
(APOLLO)