●エアロダイナミクスやシャシー性能、パワートレインを向上させ、ニュル最速奪還を目指す
ルノーの最強ホットハッチ「メガーヌR.S.トロフィーR」の改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
これまで「メガーヌ」および高性能モデルの「メガーヌR.S」のフェイスリフト開発車両を捕らえてきたましたが、それらに続くスクープショットです。
捉えたプロトタイプはフロントエンドとテールライトの一部にテープが貼られただけの軽カモフラージュで、現在確認できるのはヘッドライトユニットの変更、テールライトのグラフィック、新デザインのホイールです。しかし、今後エアインテークやバンパーの再設計が行われる可能性もあると思われます。
ルノーは5月にメガーヌR.S.トロフィーRの新型を発表したばかりですが、そのパワートレインは、直噴1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをハイチューンし、最高出力300hp・最大トルク400Nmを発揮。メガーヌR.S.トロフィーより130kgの軽量化が図られています。
パフォーマンスでは、ライバルのホンダ「シビック タイプR」がニュル北コース(1周20.832km)で2017年に記録した7分43秒80を記録。対して新型メガーヌR.S.トロフィーRのプロトタイプで20.6kmでのタイムが7分40秒100、20.832kmでのタイムが7分45秒389と公表しています。
この改良型では、さらなる軽量化、エアロダイナミクスやシャシー性能、またパワートレインの向上も予想され、ニュルFF最速絶対王者の座は譲らない覚悟です。
ワールドプレミアは、最速で2020年3月のジュネーブモーターショーですが、遅れる可能性も予想されます。
(APOLLO)