●非公式記録はさらなる記録挑戦への布石? 7分05秒台を目標に再チャレンジを予告
米・EV自動車メーカー「テスラ」は、ニュルブルクリンクでポルシェ「タイカン」の持つ4ドアEVセダン最速レコードに挑戦、圧倒的な速さで記録を更新しました。
ライバルとなるポルシェ「タイカン」は、8月26日に同レコード7分42秒を叩き出し、ニュル最速EVの称号を得ました。対してテスラCEOイーロン・マスク氏は、ツイッターでその記録更新を今月にも達成することを予告していました。
そしてついにニュルブルクリンクにて7分20秒を記録、タイカンの持つ7分42秒を圧倒するレコードで更新しました。ただし今回の数値はテスラが独自で記録したものであり、ニュル公式記録とはされていない模様。
またテスラは、来月には7分05秒と驚異的なレコードを出すことを示唆しています。
今回挑戦した「モデルS」は、ボディをローダウン、ベースモデルには装着されていないカーボンセラミックブレーキ、ブリスターフェンダー、大径の軽量ホイール、ミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤ、リップスポイラー&トランクリッドスポイラーを装着。
既存の「Ludicrous」モード以上のパフォーマンスを発揮する高性能「Plaid」(プレイド)パワートレインを備えています。「モデルS 100D」が2つのモーターを装備するのに対し、この新パワートレインは3つの電気モーターを持つと伝えられており、その詳細は近々発表される予定です。
さらにCEOイーロン・マスク氏は「ロードスター」にて、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」のもつニュル量産車最速レコード6分44秒97を「絶対に」破るとツイートしており、記録への執着を感じます。
ロードスターは、3つの電気モーターと200kWhバッテリーを搭載。システム合計出力1,341hp、最大トルク1,200Nmを発揮する高性能2ドアクーペで、0-100km/h加速はわずか2.1秒という驚異的パフォーマンスを持ちます。これまで有言実行してきたイーロン・マスク氏には自信がみなぎっているようです。
(APOLLO)