「プロパイロット2.0」対応の日産・スカイラインに、パナソニック オートモーティブの小型ヘッドアップディスプレイが採用

●新型スカイラインのインテリジェントインターフェースの1つとしてパナソニックの製品が採用

早くから市販向けのヘッドアップディスプレイをリリースしているパナソニック オートモーティブ社は、2019年9月にマイナーチェンジを受けた新型日産スカイラインの小型ヘッドアップディスプレイ(HUD)に自社製品が採用されたと発表しました。

日産スカイライン
マイナーチェンジを受けた日産スカイライン

この小型HUDは、新型スカイラインが実現した世界初のインテリジェント高速道路ルート走行の「プロパイロット2.0」のインテリジェントインターフェースの1つとして採用されています。

パナソニック ヘッドアップディスプレイ
日産スカイラインの「プロパイロット2.0」のヘッドアップディスプレイにパナソニック製が採用

システムから送信される車線変更タイミングの提案等の重要な情報を、ドライバーの視界の中心近くに表示することで、視線移動によるドライバーの負担を軽減。

開発時では、パナソニックがデジタルカメラの開発で培った光学技術を応用したフル自由曲面ミラー、薄型PGU(Picture Generation Unit)を使い、高倍率、低歪ながらも業界最小クラスのHUDを実現したとしています。

日産スカイライン ヘッドアップディスプレイ
小型化されたパナソニックのヘッドアップディスプレイの外観

高倍率低歪を実現するフル自由曲面ミラーは、デジタルカメラの開発で培ったレンズ設計、レンズ成形技術が活用されていて、高精度の自由曲面ミラーで高画質化を可能にしています。また、搭載スペース(小型化)に貢献する薄型PGU(Picture Generation Unit)の採用もトピックスで、液晶ディスプレイの照明技術を応用したHUD向け導光板で、PGUの薄型化と高輝度化を実現。

車載事業に注力しているパナソニックでは、車載技術の開発を通じて、安全・安心な快適ドライビング環境に貢献していくとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる