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■2020年、WRCラリージャパン開催決定!
●私に出来ることはラリーの魅力をみんなに伝えること!
2018年からWRCラリージャパン招致応援団として活動させていただいている梅本まどかです。今日、ついに2020年のWRC日本開催決定が発表され、本当にうれしく思っています。
昨年、2019年の開催は無くなったと聞いたときは「来年こそは!」と思う反面、「日本で開催は難しいのかな」と、正直不安もありました。でも今回、開催決定の一報を聞いたときは、「え? 本当に? やったー!!」と、驚きやうれしさなど、いろいろな感情が一気に込み上げてきました。
私は今年2019年、全日本ラリーに出場し、コ・ドライバーとしてラリーの楽しさや難しさなど、その魅力を体感させていただいています。また、ラリーの地方選やダートトライアル、ジムカーナ、タイムトライアルにも参加させていただき、モータースポーツの楽しさと奥の深さを勉強させていただいています。
同時に、監督をはじめパートナーのドライバーである板倉選手、チーム、スポンサー様、そして応援いただいている皆さんとともに、まずは1戦1戦完走することを目標に頑張っています。
それは、国際Rライセンスを取得し、チームや応援いただいているみんなの夢である海外ラリー出場のため。そして、なによりWRCが日本で開催されるときには絶対に参戦したい!という思いがあるのです。
2020年にWRCラリージャパンの開催が決定したということで、私はそれまでに必ず国際Rライセンスを取得しなければ!という緊張感と、ワクワク感で胸がいっぱいです。
●地元の愛知・岐阜でのWRC開催!
私の地元、愛知県と岐阜県で開催されるということもとても嬉しく、地元愛知県でWRCカーが走るというのはとても感慨深いものがあります。そして、これをきっかけにラリーという競技をあまり知らない方にも、是非その魅力が伝わったらいいなと思っています。
2018年はTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに初参戦し、2019年は全日本ラリーに参戦するなかで、2年とも地元・愛知県で行われる新城ラリーがありました。
ラリーを始める前から新城ラリーのことは聞いたことがありましたが、実際に出てみると、意外と地元でもよく知らないという人が多いことに驚きました。おそらく、ラリーとかWRCという名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、ラリーを実際に観たことがない方がほとんどなのではないかなと思います。ぜひ、この機会にラリーの魅力をたくさんの方に知っていただけたらと、強く願っています。
そのためにも、私やチームの夢や願望だけでなく、WRCの成功に向けて、私自身がWRCをPRしたり、WRCについて知らない方に知って頂けることが出来たらと思っています。
「WRCやるんだ! でもラリーってどんな競技?」と思った方に、2018年や2019年、参戦してレポートを書かせていただいているので、それを見ていただき、少しでもラリーについて知ってもらえたら嬉しいな…などと考えています。
一方で、「昔はラリーが好きだった」「日本にWRCが来るならまたラリー熱が再発しそう!」という声も招致活動をするなかでたくさん聞こえてきました。
私も楽しみですが、それ以上に待ち望んでいた方もたくさんいると思うので、小さいお子さんから大人の方まで、みんなでWRCの魅力、ラリーの楽しさをラリージャパンで味わえたらいいなと思います。
とりあえず、私はチームのみんなと残りの完走印4つを取りながらラリーの知識を1戦1戦学び、ラリージャパンに向けて頑張っていきます!
●2020年はオリンピック&パラリンピックとWRCで盛り上がりましょう!
2020年はオリンピックが開かれる年でもあるので、海外からの観光客の方も増えると思います。2020年は日本にとっても大きな1年になるなと想像してしまいます。
本当に本当に、WRCの日本開催が決まってよかったです。
ラリージャパンを楽しむためにも、今出来ることを行い、準備したいと思います。
(文:梅本 まどか/写真:ウェルパインモータースポーツ)