●「レーシング・ミッドシップ」を意味するRM
韓国ヒュンダイのコンパクト・ハッチバック、「ベロスター」に設定されるハードコアモデル「ベロスターRM19」プロトタイプをフルヌード姿で初めて捉えました。
RMシリーズは「ベロスター」をベースに、同社のハイパフォーマンス部門が手掛けた高性能モデルで、車名のRM19は、「レーシング・ミッドシップ2019」を意味しています。ベロスターがFFであるのに対し、エンジンをミッドシップにマウントした後輪駆動が特徴です。
2016年にもフルカモフラージュされた開発車両を捕らえており、実に3年ぶりのスクープとなりました。捉えた開発車両は、1月に公開された「ベロスターN TCR」と多くの共通点を持っています。顕著な違いは、ボンネットのデュアル・エアーバルジがワイドな横型にされ、サイドミラーがコンパクトに変更されている点です。また、ほぼフルヌード状態のプロトタイプからは、フロントスプリッター、立体的サイドスカート、大型リアウィング、ド派手なリアディフューザーなど攻撃的なエクステリアが見てとれます。
ボディにはアルミスペースフレーム構造+CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)により、大幅な軽量化を実現。パワートレインは、2.0リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載、最高出力300ps、最大トルク383Nmを発揮するとみられます。
プロトタイプは、サーキット専用として開発されているはずですが、今後ロードバージョンなど派生モデルも期待したいです。
(APOLLO)