●マイルドハイブリッドを新設定し、最大15%の排出ガスを削減
ボルボのフラッグシップ・ステーションワゴン、V90の改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代V90は「900シリーズ」の後継モデルとして1997年から1998年まで2年間のみ発売されました。その後2017年2月、20年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われ、「V70」後継モデルとして第二世代がデビュー、これが初のフェイスリフトとなります。
捉えたプロトタイプは、フロントバンパーにカモフラージュが施されており、エアインテーク形状などが再設計されるはずです。またテールライトは、テールゲートにかかる部分が隠されており、グラフィックが刷新されると思われます。ヘッドライトは偽装されていませんが、今後着手される可能性が高いでしょう。
パワートレインの注目は、「XC90」に搭載された同社初のマイルドハイブリッドの設定です。これは電気エネルギー回生ブレーキシステムの搭載により、最大15%の排出ガスが削減できるものです。車名には「B」を採用、これまでの「T」モデルと区別され、「XC90」にはディーゼルエンジンの「B5」とガソリンエンジンの「B6」が設定されています。
安全装備では、ヘッドライトの対向車線暖和、自動ブレーキ、交差点通警報システムなどの搭載が期待できるほか、Apple CarPlayに加えボルボ独自のインフォテイメントシステム「Sensus Connect」(センサスコネクト)のアップデート版が搭載されます。ワールドプレミアは、最速で2019年内、遅れれば2020年以降と予想されています。
(APOLLO)