●実力派折り紙付きで甘いマスク。初参戦のオワード選手は要注目!
F1ドライバーとなったストフェル・バンドーン選手、そして現在レッドブルホンダF1チームで活躍しているピエール・ガスリー選手の参戦以来、海外でのレースシーンでも注目度が高まっているスーパーフォーミュラ。
そこにレッドブル・ジュニアチームがこの富士から送り込んできたのが、メキシコ人ドライバーのパトリシオ・オワード選手です。
2013年に弱冠13歳で4輪レースデビューを果たしたオワード選手は、4年後の2017年にデイトナ24時間レースのプロトタイプ・チャレンジクラスで優勝し、17歳で史上最年少のデイトナ24時間ウィナーになります。
翌2018年にはインディ・ライツシリーズにおいて17戦9勝13回のポディウムフィニッシュという目覚ましい活躍でチャンピオンを獲得し、今シーズンはこれまでインディカーに参戦。5月にレッドブル・ジュニアチームに加入すると、まだ記憶に新しい先日のオーストリアグランプリでFIA F2にスポット参戦。
そして今回のスーパーフォーミュラ参戦となりました。
来日も今回が初めてですが、今までのレースキャリアを見ても日本との接点はなく、正直筆者も今回の電撃参戦のニュースで初めて名前を聞いたくらいです。
ところが土曜日のピットウォークでは、もちろんチームメイトの野尻選手の人気もありますが、サイン会には長蛇の列ができていました。
その列の隙間をぬってカメラを向けてみると、そこにはメキシコの方には失礼ながら、およそ想像していたメキシコ人とは違う、どちらかというと欧州風の、そしてなんとも甘いマスクと爽やかな笑顔の好青年が、ファンひとりひとりに丁寧に対応している姿が写り込んできました。
そしてよく見ると、並んでいるファンの方の多くが年齢関係なく女性だったようにも感じましたが、あのマスクと笑顔ならまぁそうなっても納得という感じでした。
残念ながらその後の予選では赤旗の原因を作ってしまい、決勝は最後尾からのスタートとなりますが、午前中に行われたフリー走行ではホンダエンジン搭載車の中でトップとなる8番手を記録し実力の片鱗を見せつけました。
本人もF1を目標としていると明言しているとおり、あくまでもここは通過点。その走りの実力を存分に見せてくれることに期待しましょう!
(H@ty)