●新型ゴルフRはライバルとは一線を画す方向性に?
VWは新型「ゴルフ」を10月に発表予定ですが、その頂点に「R」が設定されることが確実となりました。
同ブランド高性能部門トップのヨースト・カピート氏は「ゴルフR」の開発を認めた上で、「最高出力400psは高すぎるので300ps前後となるだろう。しかしドイツで5万ユーロ(約600万円)以下を目標にしている」と語っており、コストパフォーマンスが向上しそうです。
またドリフトモードや4輪操舵についても言及。ドリフトモード搭載のフォード「フォーカスR」や、4輪操舵システム搭載のルノー「メガーヌRS」はそのドライビングの幅を広げましたが、ゴルフサイズの車には必要ないと断言。次期型には搭載が見送られることになりそうで、ドリフトモードを搭載するメルセデスの新型「AMG A35」とは異なる方向性も見ているようです。
現行「ゴルフR」は、6速MTまたはDCTと組み合わされる2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力310psを発揮。0-100km/h加速は5秒のパフォーマンスを持っています。新型では最高出力が310psから320ps程度へ向上し、0-100km/h加速は4.6秒まで進化すると予想されます。
「R」の登場は、10月にゴルフ新型がデビューした後、2020年内が有力です。
(APOLLO)