2008年(平成20年)は、現在も新車が販売されているロングセラーモデルの日産フェアレディZやキューブが登場。またLLサイズミニバンのヒットモデルアルファードに兄弟車ヴェルファイアが追加され盤石の体制となりました。そんな2018年の1台として取り上げるのはトヨタiQです。
スマートが開拓したスモールカー市場に導入され、2018年11月に登場したのがトヨタiQです。全長3mというボディに4人乗りのシートをレイアウトした優れたパッケージングが特徴です。
搭載されているエンジンは1L直列3気筒自然吸気、1.3L直列4自然吸気の2種類で、トランスミッションはCVTを中心に6速MT車も設定されていました。またガズーレーシングがチューニングしたGRMNというカスタムモデルも登場しました。そしてiQをベースとしたアストンマーティン・シグネットというモデルも存在します。
iQの中古車の現在の流通台数は約270台。3カ月前も約279台だったので横這いといえる状況です。平均価格は3カ月前が約45万円。その後50万円近くまで値上がりしますが、現在は約47万円と緩やかな値上がり傾向です。平均走行距離は約5.9万kmで横這いとなっています。
iQの中古車価格帯は約8万〜約350万円(応談を除く)と非常に幅が広くなっています。200万円以上の物件はすべて、限定販売されたGRMNとなっています。グレードは100Gが多く、MT車のゴーもわずかに流通しています。
(萩原文博)