平成4年(1992年)頃にはバブル経済が終焉を迎えようとしてましたが、国産メーカーはまだまだ元気一杯で、日産レパードJフェリーをはじめ、ホンダCR-Xデルソル、そしてマツダは多チャンネル化により、クロノス、MX-6,ユーノス500など様々なモデルを発表するものの、苦戦を強いられます。そんな中で国内だけでなく、グローバルで成功したのがスバルインプレッサです。
1992年10月に登場したインプレッサはセダン、スポーツワゴンの2つのボディタイプを用意。セダンには2Lターボエンジンを搭載したWRXを設定しました。
このインプレッサは元々WRC(世界ラリー選手権)に参戦するために開発されたモデルで、後に登場するインプレッサWRX STIをベースとしたラリーカーで多くの栄冠を手にしました。
初代インプレッサセダンの中古車の現在の流通台数は17台。3カ月前も18台だったので、横這いといえます。平均価格は3カ月前の約83万円から約73万円へと10万円値落ちしています。一方、スポーツワゴンの中古車の流通台数は10台で、3カ月前は約37台だったので、減少しています。そして平均価格は3カ月前が33万円でしたが、今月は37万円とやや上昇しています。セダンとワゴンで大きな価格差となっています。
インプレッサセダンの中古車価格帯は19万〜150万円(応談を除く)。グレードは2.0LターボのWRXが中心です。またスポーツワゴンの価格帯は15万〜68万円でこちらもWRXが最も多くなっています。
(萩原文博)