1991年(平成3年)は現在のSUVブームのルーツを作った2代目三菱パジェロが登場。また、後に軽スポーツカーABCと呼ばれた、マツダAZ-1、ホンダビート、スズキカプチーノが登場しています。クルマがユーザーの多様性に対応し始めた年ですが、ここで取り上げるのはピュアスポーツカーのアンフィニRX-7です。
サバンナRX-7となって3代目となるRX-7は当初アンフィニブランドから発売されアンフィニRX-7と呼ばれ、1997年からはマツダRX-7と名称が変わりました。
搭載する13Bロータリーツインターボは、デビュー当初最高出力255psでしたが、年々進化し、最終的にMT車は280psまでパワーアップしました。組み合わされるミッションはグレードによって5速MTと4速AT。軽量なロータリーエンジンとFRの駆動方式を活かしたしなやかで軽快な走りが特徴です。
FD3S型RX-7の中古車の現在の流通台数は1991年〜1997年のアンフィニRX-7が48台。1997〜2002年までのRX-7が127台で初期モデルは減っていますが、後期型は横這いと動きが異なります。平均価格はアンフィニRX7が3カ月前の約158万円から約182万円へと値上がり、そして後期型のRX-7は約253万円で横這いとなっています。
FD3S型RX-7の中古車価格帯は約87万〜798万円(応談を除く)で、500万円を超える中古車物件の中にはチューニングモデルとともに、走行距離1万km台のフルノーマル車が流通しています。
(萩原文博)