■日本では軽トラックの代表格。海外仕様は1.5Lガソリンエンジンを搭載
日本でスズキ「キャリイ」といえば軽トラックを思い浮かべますが、海外では違います。このほどインドネシアで発表されたグローバルモデルのスズキ・キャリイは、キャブオーバースタイルこそ共通していますが、ボディサイズは全長4,195 mm × 全幅1,675~1,765 mm ×全高1,870~1,910 mmとひと回り以上も大きくなっています。
エンジンも1.5Lガソリンとなっていて、軽トラのキャリイとはまったくの別物。せいぜいドアミラーの形状に共通性を感じるくらいでしょうか。
そんなグローバルモデルのキャリイは、インドネシアの子会社スズキ・インドモービル・モーター社によって生産されています。初代モデルの登場は1976年といいますから、かなり歴史のあるモデルで、日本のキャリイとは異なる独自の進化を遂げています。そのことは、この新しいキャリイの姿が示しています。
現地では未舗装路での走破性なども評価されているというキャリイ。新型モデルは、インドネシアをはじめ100の国と地域で販売される計画となっているそうです。インドネシアでの価格帯は135.6~145.1百万ルピア、日本円に換算すると約105~112万円となっています。
(山本晋也)