ラック インプレッサ/ヴィッツ “王者達”の凱旋 「全日本ラリー選手権 新城ラリー」

Day1最初のSSはCar No.6「DL・テイン・マルシェランサー 石田/竹下組」がトップを奪う。Car No.1「ラック 名スバル STi DL インプレッサ 勝田/足立組」が2番手。以下No.8「加勢eレーシング ADVAN ランサー 榊/井手上組」、No.4「HASEPRO・SDF・DLランサー 福永/奥村組」、No.5「DL☆HMハセプロOFランサー 高山/大橋組」と続く。ランキング2位のNo.2「ADVAN・PIAAランサー 奴田原/佐藤組」は6位と出遅れた。

No.2 奴田原/佐藤組

そしていきなりSS2で波乱が起きた。3番手スタートのNo.3「CUSCO ADVAN EVO.Ⅹ 柳澤/中原組」がコースアウト!その後2台は通過できたが、後続を塞いでしまったのだ。これで、このSSでは走行出来なかった全車に通過出来た
車の最も遅いタイムが適用される。このSSだけでSSトップのNo.1LUCK号と4位の車では34秒の大差がついてしまった。そして、No.3 CUSCO EVO.Ⅹはここでリタイアとなった。

No.3 柳澤/中原組

SS3はNo.4福永/奥村組ランサーが、SS6はNo.6 石田/竹下組トップを獲るが、SS4,5はNo.1勝田/足立組インプレッサが連続トップを奪いDay1総合のトップを確保した。ナイトセッションが終わる迄小雨は遂に止む事は無かった。23日はSS7から始まります。

明けて23日。朝少しだけ雨がぱらついたが、天候は急速に回復していきます。
SS7はNo.1勝田/足立組が奪ったが、2番時計は昨日低迷したADVAN・PIAAランサーの奴田原/佐藤組。SS8からSS11迄、圧巻の4連続トップタイムを叩き出します。最終のSS12は2番手に甘んじましたが、前日のタイヤマッチング不良を大幅に挽回する圧巻の走りを見せます。しかし、1分以上のタイム差は如何ともし難く、3番手迄挽回したところで終了となった。2位にはSS12でトップタイムを奪ったNo.5 DL☆HMハセプロOFランサー 高山/大橋組でした。

昨年に引き続き、JN4クラス連覇の勝田範彦・足立さやか組

クラス3はタイトル獲得の権利を持つ3人の戦い…より目立ったのが、No.19「OKU ADVAN P.MU TG厚木 スターレット 明治/漆戸組」。Day1すべてのSSでトップタイムを奪うと、Day1終了時に30秒以上のマージンを稼いでしまう。Day2となると、No.18「メロンブックスDUNLOPテインBRIGインテグラ 眞貝/田中組」がターマック連勝中の実力を如何なく発揮、6SS中4Sでトップタイムを叩き出す。残りのSSトップはNo.19 スターレット 明治/漆戸組と、No.22「ADVAN・elf・CSSP・LOTUS 松本/萠抜組」が一つづつ奪いました。タイトルはランキングトップの「クスコ・YH・J&Sインテグラ 牟田/星野組」が安定したタイム/順位を刻んでそのまま確定、ランキング2位は「マッハ車検 itzz ALTEC S2000 筒井/石田組」が獲得しました。
No.19 明治/漆戸組

クラス2はNo.31「豊田織機・ラック・DL・BRIG・ヴィッツ 天野/井上組」がSS1でトップを奪い、上位タイム・順位を安定して確保し続ける。新型ヴィッツの開発も担うNo.31 天野/井上組。SS11終了時、トップのNo.36「TAKUMI CRAFT ADVAN KYB Vitz 川名/関根組」と2.8秒の2位。最終SSで挑んだ2台のうち、No.31がトップタイムだったのに対して、N0.36は何とコースアウト!2位に11分2秒もの大差で2連覇のシーズンの有終の美を飾りました。

No.31 天野/井上組

クラス1はNo.44「el・DL・WAKO’s・BRIG NASマーチ タカミ 西山/三好組」がNo.46「TG厚木OKU安斉自工ADVANマーチ 小泉/小泉組」を30秒差で抑えた。これにより、クラス1のドライバーズタイトルはNo.44の西山選手が獲得しました。

No.44 西山/三好組

2011年の全日本ラリー選手権は終了しました。ラリー関連のイベントでは、12月3日に群サイラリーフェスタが群馬サイクルスポーツセンターで開催されます。来年は2012年4月6~8日 ツール・ド・九州2012in唐津(佐賀)で開幕です。ラリーはしばしの休みに入ります。

 

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(川崎BASE)