スイスで発表した「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT」は新型クロスオーバーSUVか、次期XVか!?【ジュネーブモーターショー2019】

新世代のデザインへの移行を図っているSUBARU。同社では、2018年7月に発表された新中期経営「ビジョンSTEP」に基づき、デザインをより「大胆」な表現に進化させていくことを謳っていて、そのキーワードとして「BOLDER」を掲げています。

SUBARUは、スイス・ジュネーブで開催中の第89回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、コンセプトカーの「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT(スバル ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」を世界初公開しました。

今回、公開された「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT(スバル ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」は、この「BOLDER」の考え方のもとデザインされた初のコンセプトカー。

ダイナミックで力強い造形を持つボディに、乗員をしっかりと守るルーフやプロテクターが大胆に配置され、強靭さと軽快さを両立したとしています。ホイールからオールテレーンタイヤに繋がるホワイトのアクセントは、フィールドギア的な印象を強調しています。

同コンセプトカーは、アクティビティをサポートするユーティリティと、「道を選ばず、速く、意のままに駆け抜ける愉しさ」を併せ持つという意味が込められています。さらに、アクティブマインドを持つ人の「大自然の中を想いのままに走り廻りたい」という気持ちを駆り立てる、そのような新しいスポーツヴィークルを表現したのが「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT」と位置づけています。

写真を見る限り、かなりスタイリッシュなクロスオーバーSUVに仕上がっているよう。現時点では、同デザインスタディを元にしたモデルが実際に登場するか分かりません。それでも最近のSUBARUのコンセプトカーは、市販車への期待を抱かせる、あるいはコンセプトが活かされるケースが多いだけに、次世代のSUBARUデザイン言語の具現化に期待が集まります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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