●GT500マシンから軽スポーツまでワイド展開
TOYOTA GAZOO Racingのプレス向けカンファレンスは押すな押すなの大盛況でした。その内容は興奮のサプライズに満ちたものでした。
友山プレジデントの第一声は、GR車両がサポートした箱根駅伝についてのコメントでした。
ネットでも話題になっていたセンチュリーのGRMNモデルについてはボディカラーに白と黒が存在することが明かされ、黒のセンチュリーがブースに並んでいることが明かされました。
なにより「GR」ブランドを内外に知らしめるのが友山プレジデントが担う役割。その知名度アップに貢献したWECとWRCの勝利については「クルマを速くするだけでは勝てない。強さを身につけるために必要だったのは“カイゼン”でした」と振り返ります。
「世界で勝ち続けるとともに、GRブランドのスポーツカーを世に出すこと」というミッション第一弾は、スープラで実現します。
そして今年のニュル24時間には、レクサスLCニュルスペックと、スープラで参戦することが発表されました。
そしてメインステージのマシンのベールが剥がされました。登場したのは、スープラのGT500仕様でした。2020年からのスーパーGTは、スープラで戦うのです。
かなりハードなチューニングが施された80スープラに乗る友山さんは、スープラへの思いがひときわ熱いことでも有名です。
続いてお披露目されたのはマークXのGRMN仕様。久しぶりのMTのスポーツセダンです。2014年に100台限定でリリースされ完売した第2弾です。今回の台数は強気の350台。ファンにしっかりと行き渡ることでしょう。
最後に発表されたのは“マイクロGR”である、コペンGR SPORTコンセプト。かわいいけれどしっかりGRを主張する末っ子です。GRガレージとダイハツディーラーどちらからでも購入できるそうです。
現在、9車種・12車型もGRモデルですが、将来的には12車種・15車型までラインナップを拡大する意向のようです。GRブランドから目が離せませんね。
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トヨタ自動車 東京オートサロン特設ページ
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(畑澤清志)