●ライバルはパナメーラやAMG GT 4ドア。530馬力のセダンの「M850i グランクーペ」
BMWが2018年3月に公開した「8シリーズ グランクーペ」に設定される最強モデル、「M850i グランクーペ」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ドイツ・ミュンヘンで捉えた開発車両は、公開前ながらフロントマスクが完全に露出しています。ベースモデルより冷却効果を高める大型エアインテークを備えるほか、Mエアロキット、ブルーブレーキキャリパー、クワッドチップを備えるツインエキゾーストパイプも確認できます。
市販型では、ベースとなる「M850i」の4,851mmからホイールベースを延長。全長5メートルを超しますが、「CFRP」(カーボンファイバー強化プラスチック)を多用する「CLAR」プラットフォームを採用することにより、剛性を高め軽量化を実現しています。また2ドアと比べてヘッドスペースにも余裕を持たせているのも特長です。
心臓部には、最高出力320psを発揮する3リットル直列6気筒ターボディーゼルおよび最高出力530psを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンをラインアップします。頂点には、最高出力600ps以上を発揮する『M8』の設定が予想され、「M xDrive」が搭載されます。
キャビン内では、クリスタルギアノブ、最高級レザーなどを備えるほか、最大600mまで照らす夜間レーザーヘッドライトなどの安全装備も充実します。
ワールドプレミアは、2019年内のデビューが期待されており、ライバルはポルシェ「パナメーラ」やメルセデス・ベンツ「AMG GT 4ドア」などが想定されます。
(APOLLO)