トヨタ「プリウス」は、改良型を発表したばかりですが、海外から気になる噂が入ってきました。何と、次期型は開発されず、今回のフェイスリフトが最終モデルとなる可能性があると言います。
プリウスは、世界初の量産ハイブリッド乗車として1997年に誕生。以降21年間に渡り、日本はもちろん、世界のハイブリッドモデル市場を牽引してきました。
今回の改良モデルでは四輪駆動システム「AWD-e」を設定し、期待は高まっています。しかし、2014年に米国で20万台以上の販売実績が、2017年には108,661台とほぼ半減してしまっている事実があります。
トヨタはこの事実を重く受け止めており、次世代モデルへの大きな変化を検討しているといいます。
トヨタ上層部の金子氏は、デトロイト局との会談において、次世代のプリウスをトヨタのラインアップから切り離す方法を見つけなければならないと述べ、プリウスが電気自動車や燃料電池自動車へ移行することは考えられないとも語っています。
なぜなら、プリウスは手頃な価格で手に入れられる車でなくてはならないからだといいます。また次世代型では、プリウスの「新しい方向性」を見出す必要性があるとも語っており、プリウスをクロスオーバーにするのか、派生モデルとして設定することを検討する可能性があると示唆しています。
結論が出るのはまだ先になりますが、同ブランドの歴史に残る名車へ、大きな決断が迫られているのは確かなようです。
(APOLLO)