マクラーレン・セナに最強のハードコア『GTR』設定へ。最高出力は825ps、ダウンフォースは驚異の1,000kg

マクラーレンは、3月のジュネーブモーターショーで「セナ」を発表しましたが、そのハイパフォーマンスモデルとなる「セナGTR」市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。

「セナ」は、伝説のF-1ドライバー、故アイルトン・セナから由来するハイパーカーです。キャッチした開発車両は、フロントマスクこそ撮影できませんでしたが、薄めのカモフラージュのためディテールは把握できます。

コンセプトモデルと比較すると、よりワイドなフェンダーが見てとれます。またフロントフェンダーにエアベントが追加されているほか、フェンダー後部のエアアウトレットの形状や、アクティブリアウィング、ディフューザーの形状も刷新されているようです。これにより、ダウンフォースは驚異の1,000kgを発生するようです。

心臓部には、4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は825ps・最大トルクは800Nmを発揮。0-100km/h加速を2.8秒で駆け抜け、最高速度は334km/hのパフォーマンスです。

足回りでは、センターロック式・幅広ホイールを装着。マクラーレン「GT3」の顧客レーシングプログラム向けに設計された、サスペンションジオメトリ、スプリングダンパー、アンチロールバーはかなり強力なセッティングとなっています。キャビンは、軽量化のため必須ではない機器は取り除かれており、エアバッグとインフォテインメントシステムは廃止されました。しかし空調システムは残されているようです。

限定生産75台、価格は140万USドル(約1.6億円)で、2019年9月から生産に入りますが、すでに完売しているといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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