ランボルギーニ・ウルス×平原綾香、魂が震えた6分間

誰がこのミラクルな組み合わせを考えたのでしょうか?

2018年10月23日(火)。今年2018年2月にステイ、ファッション、ミュージック&フードという3つのキーワードで渋谷に出現した真新しい体験スポット「hotel koe Tokyo 」にて、ランボルギーニが世に送り出したスーパーSUV「ランボルギーニ・ウルス」の日本でのデリバリー開始を記念して「ランボルギーニ・ナイト」が開催されました。

「ランボルギーニ・ウルス」も今年2018年2月に日本で公開されて以来、注目を集め、手元に届くのを首を長くして待っているオーナーさんも多いはず。

SUVブームはますます拡がりを見せ、これまでSUVを作っていなかったブランドからも続々、個性的なモデルが登場しています。ランボルギーニは現在、スポーツカーブランドとして認識されていますが、もともとはトラクターを作っていた会社。1986~1993年までは「LM002 」という本格派SUVも製造していました。なので今回の「ウルス」の登場は、それほど意外なことでは無いのかもしれません。

ランボルギーニは現在、フェラーリと並んでスーパースポーツカーの双璧として人気を二分していますが、このところランボルギーニは若いオーナーが多く、「ウルス」の登場でその人気に拍車が掛かりそうな予感。

今回のイベントも、若者の街・渋谷の最先端お洒落スポットで、わざわざ「日本でデリバリー開始」ということで開かれたことから見ても、「ウルス」に賭けるランボルギーニ・ジャパンの意気込みが感じられます。しかも前半はプレス関係者とオーナー限定でしたが、後半は一般のお客様も入場できるという太っ腹!

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン代表フランチェスコ・クレシ氏の挨拶があり、少し時間を空けて今回のこのイベントの目玉であるシークレットライブ。

ゲストの名前は明かされず、ヒントは今年デビュー15周年で紅白にも出場経験のある歌手ということだけ。

そして登場したのは平原綾香さんでした。

平原綾香さんの歌声は、以前、松任谷由実さんのクリスマスコンサートなどで聞いたことがありましたし、今年2018年に上演されたミュージカル「メリー・ポピンズ」は素晴らしいと私の友人たちの間でも話題に上っていました。

しかし平原さんご本人もライブパフォーマンス前のトークで「ランボルギーニと平原綾香とのつながりに驚いた方も多いと思います」と話していましたが、まったくその通り。しかしその謎は解けないまま、歌声を披露することに。

曲は全2曲。1曲目も素晴らしかったのですが、2曲目は平原さんの代表曲でありデビュー曲の「ジュピター」。会場はそれほど広い場所ではありませんでしたが、さらに私が座っていたのは前から3列目という至近距離。

正直言って、平原さんがステージに登場しても会場内はそれに構わず話している人もいて、平原さんにとっては歌いにくい、アウェーなステージだったと思います。しかし平原さんの魂が込められた歌声に、会場にいた人は誰もが耳を傾けたのです。私の魂もゆすられました。そして思わず涙。「ジュピター」は6分ほどの曲ですが、会場全体が平原さんの歌声に飲み込まれていきました。

自動車系のイベントで有名アーティストがライブパフォーマンスを行うことは少なくなく、海外でも「メルセデスベンツ」はモーターショーと前夜祭にグラミー賞受賞歌手を呼んでの本格パフォーマンスを披露します。ですが、これほどまでに感動したことは今までになく、それだけでも行った価値あり!というか、行ってよかった♪

私は「ウルス」には以前、取材で少ししか乗っていませんが、「ウルス」も魂が震える様なクルマであることを期待します。

(吉田 由美)