【ジープラングラー試乗】ロング、ショート、V6、直4。それぞれに特徴のある走り

2つのボディと2つのエンジンが与えられた新型のジープラングラー。それぞれの特徴をオン&オフロードでの試乗で感じたドライブフィールとともにお届けします。

最初に試乗したのはロングのV6エンジンを積むアンリミテッド・サハラで、有料道路を含むオンロードで試乗しました。

最初に感じるのは落ち着き感のある乗り味です。先代モデルはいかにもクロカン4WD的な腰高な印象がありましたが、新型はかなり乗用車ライクです。有料道路での直進性もかなり正確です。

ホイールベースが3mにまで伸ばされたことで、このあたりの快適性や安定性の上方シフトはしっかりと行われている印象です。ただし、クルーズコントロールは速度のみを一定に保つもので先行車の速度に合わせるといった機能は持ち合わせません。

284馬力のエンジンはパワフルでスムーズです。アメリカ車というとOHVで低速トルクモリモリのイメージがあるかもしれませんが、このV6にはDOHCヘッドが与えられていてスムーズに高回転まで回り、トルクも付いてきます。

それでいてしっかりと低速トルクもありますから、クロカンモデルらしい走りもできるというわけです。

コーナーでは大きめのロールをともないますが、やはり安定性は高いものを確保しています。アンリミテッド・サハラはほかの2グレードにくらべて1サイズ太く、扁平率も低い255/70R18のタイヤ(しかもH/T)を履くこともあり、こうした部分での性能はかなり高いレベルを確保しています。

ホイールベースは伸ばされていますが、最小回転半径はなんと0.9mも縮められているので、取り回しはかなり楽になっています。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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