トヨタ「スープラ」新型に、100kgの軽量化がされたレース仕様が開発されている可能性が高いことが新たに分かりました。
これは、GAZOOレーシング・チーフエンジニアであり、新型スープラの開発責任者、多田哲哉氏がTop Gear誌のインタビューに答えたもので、開発中なのは間違いありません。公道仕様の開発に関しては確定はされていない模様ですが、可能性はあるようです。
視野に入れているレースは、フォード「GT」、ポルシェ「911」、フェラーリ「448」らがひしめく「LM GTE」カテゴリです。
この軽量化モデルのパフォーマンスは、既に公開されている「GRスープラ・レーシングコンセプト」とは別物であり、パワーアップを必要としないほど優れているようです。ベースである市販型バージョンは、ポルシェ「ケイマン」をベンチマークとして開発されていますが、レース仕様では「911」を標的にします。
「スープラ」のパワートレインは、デュアルクラッチ・トランスミッションと組み合わされる2バージョンの2リットル直列4気筒エンジン、トップモデルには3リットル直列6気筒オーバーブースト付きターボエンジンをラインアップ。最高出力は、下から200ps、250ps、そして340psが予想されています。
新たに発覚した軽量の公道バージョンと、噂される「GRMN」モデルとの関連性は不明ですが、ハイエンドモデルには、最高出力400ps以上を発揮する3リットル直列6気筒エンジンが搭載されると予想されています。
(APOLLO)