メルセデスAMG「GT」シリーズに最強オープンモデルが登場するようです。その市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。
ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、アグレッシブなパナメリカーナグリルを装着。ダブルリアデュフューザー、調整可能なリアウィング、イエローブレーキキャリパーを備える高性能ブレーキシステムなどを装備。
フロントアンダーボディには自慢の「アクティブ・エアロダイナミクス」も搭載します。これは250km/h走行時に、フロントアクスルのリフトを約88ポンド(40kg)軽減します。またレースモードで80km/hに達すると、ラバーディップが1.5インチ(約40mm)自動で下がり、空力性能が大幅に向上するものです。
ここで「GT」シリーズを復習します。2014年に「AMG GT」が登場して以降、派生モデルとなる「GT ロードスター」を発売。その後、より強力な「GT S」、さらに強力な「GT R」「GT Rロードスター」そして登場間もない「GT C」「GT Cロードスター」へと展開しているシリーズです。最新の「GT C」は「GT R」の下に位置し、最高出力557ps、最大トルク680Nmを発揮する4リットルV型8気筒ツインターボターボエンジンを搭載しています。
今回捉えた「GT Rロードスター」はシリーズの頂点に立つオープンモデルであり、GTシリーズと同一エンジンながら、最高出力585ps、最大トルク700Nmを発揮。0-100k/h加速はクーペ同様3.6秒の性能を持つと予想されます。
また、スポーティーなサスペンション、リアステアリングシステム、リミテッドスリップディファレンシャル、軽量パーツ、グリッパータイヤも装備します。ワールドプレミアは2019年内と思われ、発売も同年にされる見込みです。また2020年にはシリーズ最強となる「GT Rロードスター ブラックシリーズ」の登場も噂されています。
(APOLLO)