地味に光っていたコンセプトモデル。志が高い「アウディA2コンセプト」とは?【フランクフルトショー2011】

 

 

「A5&S5」、「S6&S6アバント」、「S7スポーツバック」、「A8ハイブリッド」などなどこのショーでアウディーは数多くの新車を発表しました。コンセプトカーも「アーバンコンセプト」というパーソナルモビリティを出展しましたが、記者が注目したのはもうひとつのコンセプトモデル「A2コンセプト」です。

 

名前の通り、このモデルは近い将来発表されるA2のデザインスタディーモデルです。日本ではA2

は販売されなかったのでご存じない方もいらっしゃるかもですが、写真のようにプチミニバンといったデザインに身をつつみながらも、なんとオールアルミボディを採用し軽量化を実現。3リットルのガソリンで100km走行することができる「3リッターカー」として1999年に発売されたものの、販売は伸びずに2005年生産中止となりました。

 

 

「A2コンセプト」ですが超軽量ボディはその思想を受け継ぎ、なんと1150kgに抑えられています。市販時はどうなるかわかりませんが、このクルマは電気自動車で普段使いで200kmの航続距離を持っています。

インパネには2つのモニターが設置されGoogleストリートビューなどとも連動したナビゲーションシステムなどが利用できます。

 

このクルマの存在が気になるのか、各パーツのサイズをどうどうと測るどこかのメーカーの開発者(?)らしき人がかなり目立っていました。

(クリッカー編集部)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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