好きな時に好きなだけ使う、それもプレミアムブランドを! Audi on Demandが日本で開始

■クルマは買うから借りる、カーシェアなどの方向へ

クルマに限ったものではないですが、所有するよりも必要に応じて借りる、という傾向は、ますます強くなっていく傾向にあるようです。

それは、所有できないからではなく、所有するよりもスマートであるイメージも後押ししているように思えます。

そんな世の中の風潮に敏感に反応したアウディが、アウディ・オン・デマンドを日本でも開始しました。

これは、平たく言うとアウディのカーシェアであり、レンタカー。ただし、アウディというプレミアムブランドを貸し出すからには、一味違ったメニューとなっています。

アウディ・オン・デマンドは、2015年からサンフランシスコやその他で開始し、今回の東京のスタートは7番目の都市、9番目の拠点となり、全部で79許都園まで拡大予定の世界戦略的なサービスなのです。

特徴は、アウディの多彩なモデルから選べ、コンシェルジュによる無料の引き渡しと引き取り、返却時の燃料満タン不要、走行距離無制限、自転車用ルーフラック・ルーフボックス・チャイルドシート・冬季にはスタッドレスタイヤの無償提供、24時間のエマージェンシーサービスなどが含まれています。

■都内の指定の場所で引き取り引き渡しが可能

コンシェルジュによる無料の引き渡し、引き取りとは、都内13区と浦安のディズニーリゾート付近までのコンシェルジュが車両を運んできてくれて、返却時に持って行ってくれる、というもの。この辺は普通のカーシェアやレンタカーと大きく違っています。

例えば、これらすべての条件を含んで、コンパクトSUVのアウディQ2 1.0 TFSI sportを借りた場合、1時間2,100円(最小サービス単位4時間)1日(24時間)21,000円だそうです。

予約はスマホなどを使用して簡単に行えるデモを行っていました。

アウディ・オン・デマンドは、なかなか試乗の機会のないアウディ車に触れてもらい、販売台数を増やすことも考えられますが、このレンタカービジネスとしてもビジネスとして成立させることを考えているといいます。

ちなみに車両はレンタカーと同じ「わ」ナンバーとなります。

誕生日や結婚記念日にアウディでドライブに出かけ、夜はレストランやバーまでクルマで行って引き取ってもらう、など、少し特別な日に、現実的な価格設定で味わえる、プレミアムなサービスを体験するのはありかと思いました。

(clicccar編集長 小林 和久)

 

【関連リンク】

Audi on demand Japan
http://www.jp.audiondemand.com

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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