トラブルは忘れた頃にやってくる!? トラブル回顧録・バースト編【車中泊女子のキャンピングカー生活】

以前の記事【車齢20年。キャンピングカーにおける経年劣化の数々をご覧ください】で、「どこかしら修繕が必要な箇所が多々あるのですが、経済的な理由で優先順位が1位にならないと着手に至りません」と述べましたが、優先順位はこちらの思惑通りにはいかず、突然トップに躍り出てくる事態がよくあります。

皆様なんとなく察しがついているかと思いますが、我が家における優先順位1位=緊急事態、ということに。その最たるものがタイヤです。

まず2005年、キャンピングカー生活をはじめて数ヶ月ほど経った頃、キャンピングカークラブの方が我が家を見て、すぐに気付きました。

「タイヤのワイヤーが見えかかってる、すぐに交換しないと!」

元の持ち主である父に確認したところ、それまで8年間4万キロ強、タイヤ交換をしていなかったことが判明。すぐに近くの業者さんを紹介していただき、入荷に3日かかったものの、親切丁寧に対応していただき事なきを得ました。

タイヤの溝の深さや、溝に小石が詰まってないかなど「たまにはタイヤをチェックするクセをつけた方がいいよ」と教えていただき、それからは停車中にクルマを見渡すよう気をつけるようになりました。

数年経ったある日、何となくタイヤの空気が減っているような気がしたのでガソリンスタンドで空気圧をチェックしてもらったところ、タイヤにクギが刺さっていることが判りました。左後輪の外側だから目についたものの、もし内側だったら気づかないままバーストしたかも知れません。

Rocky21は4トントラック相当なので、そのスタンドではタイヤ交換できずネットで近くのスタンドを調べて電話確認。運良く10kmくらいしか離れていなかったので、空気を入れてもらってから安全運転で向かいました。

災厄は忘れた頃にやってきます。毎年のようにお世話になっている青森の自動車修理工場さんがタイヤを見てビックリ。「まだこれ使ってるの!?」と言われて思い出しました。

前年、タイヤ(前輪)の溝が減っていて危ないからとスペアに履き替えて、「熊本に帰ったら交換するんだよ」って言われてたことを。すっかり忘れてました……当時、修理費が色々と嵩んだこともあり金銭的な余裕がなかったので「これから北海道に渡るから、9月に戻ってから交換します」と先送りしてしまいました。

しかし天は見ていた。いつもの停泊地へ向けて出発、だいたい12〜13kmくらいでしょうか、もうすぐ着くな〜というところで…「バンッ」。人生、初バースト。なんというタイミング。四の五の言わずにタイヤ交換してから北海道へ渡りなさい、ということなのですね。

ネットでタイヤを注文し、届くまで3〜4日かかったでしょうか。他の方に迷惑をかけるような事態にならず、またフェリーの予約はしていなかったのが不幸中の幸いでした。これ以降、タイヤ交換は辛抱しないことにしています。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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