車内の衛生管理、防虫・消臭は愛犬への影響も考慮して【車中泊女子のキャンピングカー生活】

今年はあっという間に春が過ぎ去り、各地でも長雨になったり初夏の陽気になったり落ち着かない気候ですね。

早々に梅雨がやってくるのかと思うと憂鬱になりますが、そうも言っていられないのが車内の防虫/消臭対策です。これを怠ると、後々もっと憂鬱になる羽目に陥ります。

かつては犬連れだったので、狭い車内でどれくらい虫除けや殺虫剤を噴射していいものか迷いました。2〜3年に1度、春先に燻煙殺虫するんですが「ペットのいるご家庭でもOK」と書いてあっても、何となく気になりますよね。幸いな事に我が家の愛犬はアレルギーを起こすことなく長生きしてくれましたけれど。

愛犬には毎春、旅立ち前にワクチンの接種と1年分のフィラリア予防薬を処方してもらっていました。トリミング(シャンプー)は月1回。キャンピングカー仲間には犬を飼っている方が多いので、紹介していただくこともありました。

余談ですが北海道ではエキノコックスにかかる恐れがあるとのことで、山野での散歩を懸念する方もいます。お散歩中に拾い食いをしたり、動物のフンにハナをくっつけたり、山水を飲んだりしないように気をつけてください。

車内では「1プッシュで24時間効く!」という虫除け殺虫剤を使っているのですが、すごい効き目なので愛犬が寝ている運転席&助手席スペースには使わないようにしていました。

自分自身も気管支が弱く煙全般に敏感なので、蚊取り線香を車内で焚くなんて自殺行為。虫が出入りするであろうエントランスドアと換気扇をカバーするのがベストですね。

キャンピングカー車内のソファやカーペットを洗うというのは面倒くさいもので、筆者もよほど気分が乗ったときでなければ行いません。幸いソファはカバーを外せるタイプなので、外側だけでも洗濯できるのが救いです。

カーペットは床の複雑な形に合わせてカットしてある一枚物で、かなりの大きさになります。これを洗うのは一苦労です。地道に雑巾掛けするのが有効かなと思っています。ペットの毛も雑巾掛けでかなり取れますし。

我が家は20年モノで、ソファのクッションもだいぶヘタってしまったので取り替えたいのは山々ですが、オーダーメイドとなるとウン万円は覚悟しなければならず、二の足を踏んでいます。

消臭については、ベッド下とトイレルームに炭を置いています。余談ですがハーブ系の虫除けやアロマは、猫にはよくないといわれています。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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