【新車】日本でも受けそうなプレミアムコンパクトSUVのキャデラックXT4がデビュー

キャデラックは、新型プレミアムコンパクトSUVを謳う「キャデラック XT4」を3月27日に発表しました。ボディサイズは全長4599×全幅1881×全高1627mm。日本ではミドルサイズといったところでしょうか。

独自のコンパクトSUVスペースフレーム構造をベースに、表現力豊かなデザインと絶対的なドライビングパフォーマンス、ゆとりのあるキャビン、最新技術を盛り込んだとしています。外観で目を惹くのは、「XT4」のシンプルで彫刻的なラインで、力強いプロポーションとアグレッシブな存在感を強調。

内装は、キャデラックならではの美しさに加えて、洗練された雰囲気のキャビンに配される後席は、セグメント最大級のスペースが確保されているそうです。

パワートレーンは「XT4」のすべてのモデルに、新開発の2.0Lターボエンジンを搭載。気筒休止や9速AT、次世代を謳うエレクトロニック・プレシジョン・シフトなど、効率向上のための新しい技術を採用。最高出力は237hp(177kw)、最大トルクは258lb-ft(350Nm)を発生し、ほぼフラットなトルクカーブを描くことから、すべての回転域で驚くべき応答性を発揮できるそう。

サスペンションは、フロントがストラットとリヤが5リンクで、上質な乗り心地とレスポンスのバランスを両立。標準装備のドライバーモードセレクターで、走行モードや路面状況に応じて、車両特性を選択することができます。

駆動方式は、ツインクラッチ方式のAWDシステム。必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレーンの抵抗を低減することが可能です。

さらに、アクティブ・スポーツ・サスペンションにはCDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)が備わっていて、電子センサーでリアルタイムに路面状態をモニターして2ミリ秒ごとに減衰力を調節することで、ドライビングダイナミクスと制御を大きく向上させることができるとのこと。

また、従来の真空倍力式ブレーキングシステムに代わり、電動油圧式ブレーキ機能を採用した初のキャデラックモデルで、燃費性能が向上するだけでなく、エンジンルーム内のスペースを抑制できます。

日本の道路事情にも対応できそうな「キャデラック XT4」。現時点の日本導入時期未定です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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