アウディのエントリーハッチバック『A1』次期型プロトタイプが、1年振りに豪雪のスカンジナビアに姿を見せました。現場では複数台の「A1」が同時にテストをしており、差し詰め「チームA1」とも言えます。
2シーズン続けての寒冷地テストも稀ですが、1年前の開発車両と比べてカモフラージュがほとんど変わっていないのも珍しいです。それだけ慎重に時間をかけ開発を進めているのかも知れません。
変化が見られたのは、生産型のラップアラウンド・テールライトが装着されていることです。点灯した光により、グラフィックが新しくなっていることも確認できます。
次期型では軽量かつ剛性の高い「MQB」プラットフォームを採用しており、ホイールベースが延長されます。実際開発車両はリアのドアが長くなっているようです。フロントマスクは『A8』新型でも見られるアウディの新ワイドグリルになり、縦に伸びるエアインテークへ刷新されているのが分かります。またサイドミラーはドアからAピラーへ移動されていることも見て取れます。
パワートレインは6速MTまたは7速ATと組み合わされる、新開発の1リットル直列3気筒ダウンサイジングターボ、及び1.5リットル直列4気筒エンジンのラインアップが予想されます。最新情報によれば、高性能『S1』には最高出力250psを発揮する、2リットル直列4気筒ターボエンジンが搭載されるようです。
コックピットには「Apple CarPlay」や「Android Auto」対応の最新MMIインフォテインメントシステムを搭載します。オプションでは、12.3インチディスプレイを備えたデジタル・インストルメント・クラスタをセレクト可能とレポートされています。
ワールドプレミアは2018年9月と思われます。
(APOLLO)