【クリッカー・オブ・ザ・イヤー2017】2017年の大賞を獲得したのは「日産・リーフ」

クリッカーで1年間の内に紹介した新型車の中で、イチバンいいと思ったクルマを選ぶ「clicccar of the year(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)」。2017年のもっともいいクルマ、「トシクルマ」はいったいどんなクルマが選ばれたでしょうか?

選考方法は、昨年の新型車、フルモデルチェンジした車両をノミネート、その車両の中からクリッカーのレギュラーライター陣、そして読者の皆さんが投票し、その点数を集計して選ばれたのが「クリッカー・オブ・ザ・イヤー2017」となります。

そうして選ばれたのが、本年は「日産リーフ」でした。

車両の電動化は、昨年大きな話題となりましたが、7年前(クリッカーと同じくして)誕生したリーフは、世界初の本格量産販売電気自動車のフルモデルチェンジを行った、というわけです。新技術、新ジャンルものというのは、一台切りで終わってしまうものも多く、キープコンセプト、同様技術の延長線上にあるモデルチェンジをしたところに、大きな意義があったと思われます。

試乗した感想でも、車両としての進化は十分に感じることができ、プロパイロットもセレナデビュー依頼順調にアップデートされているといえます。

ただし、フルモデルチェンジとは言え、基本骨格などを踏襲し、パッケージングもほぼ同じ。本当にそのカタチがEVとして最良なのか? どのような検討したのか? ということも気になるところですが、少なくともあと数年は「これで良し」という判断を下したわけで、次期モデルの変化、そして数十年後EVがある程度当たり前の乗り物になってきた時の評価にも注目です。

リーフを含んだベスト10は以下の通りでした。

1位 日産 リーフ
2位 ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム
3位 スズキ スイフトシリーズ
4位 マツダ CX-5
5位 レクサス LC
6位 シトロエン C3
7位 トヨタ カムリ
8位 レクサス LS
9位 トヨタ C-HR
10位 レンジローバー ヴェラール

clicccar編集長 小林 和久

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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