【新車】「選べるカラーパック」も設定。力強い顔つきに生まれ変わったダイハツ・ハイゼット カーゴ

衝突被害・軽減ブレーキを含む安全パッケージである「スマートアシストⅢ(スマアシ)」を新たに搭載したダイハツ・ハイゼット カーゴ。

今回のマイナーチェンジは、フェイスリフトを含め、ボディカラーに新色を加える「選べるカラーパック」も設定されています。こちらは、軽トラックのハイゼット トラックが掲げたキャッチフレーズの「農業女子」と似た戦略にも思えます。

2014年に新型にスイッチした現行ハイゼット トラックは、カラフルなボディカラーも設定し、「農業女子」など若い女性ユーザーの掘り起こしも狙っています。

2017年11月にマイナーチェンジを受けたハイゼット カーゴの方は、フロントフードの位置を上げ、下側にボリューム感を持たせ、末広がりのグリル形状により安定感を抱かせる力強い顔つきに。

また、マルチリフレクターハロゲンヘッドランプのデザインが変更され、シャープさも増しています。リヤコンビネーションランプも同様で、意匠が変更され、LED テール&ストップランプを採用。さらに、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプをオプション設定され、視認性と省電力性、質感向上を実現します。

細かなところでは、フロントバンパー左右下端を従来よりも20mm切り上げるとともに、左右下部に着脱可能な「コーナーピース」を設定。これにより、縁石などで擦ったり、傷ついたりする恐れを低減するとともに、傷がついた場合でもバンパーごと交換の必要がないため、修理費用や交換作業の低減に貢献。

ボディカラーは、「ホワイト」、「ブライトシルバーメタリック」が標準色で、先述したように「選べるカラーパック」が新設定され、「ファインミントメタリック(新色)」、「パールホワイトⅢ」、「ライトローズマイカメタリック(新色)」、「ミストブルーマイカメタリック」、「ブラックマイカメタリック」が用意されています。

内装も質感を向上。インパネをブラック基調で上質感あるデザインに変更。マルチインフォメーションディスプレイ付メーターが採用され、メーター大型化により視認性が向上されたとしています。

さらに、ファブリックシート表皮が撥水加工に変更され、グリップ径が太く握りやすいステアリングホイールや、クリーンエアフィルター、キーレスエントリー(キー一体式)などが設定されています。

使い勝手も磨かれています。間口が広く、使いやすい助手席トレイ/センタートレイをはじめ、メッシュ形状に変更されたことで置いたものがひと目でわかるオーバーヘッドシェルフ、マルチユーティリティフック、AC100V電源などを新たに用意。そのほか、17.8km/Lというカタログ燃費の向上なども盛り込まれています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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