スマートスピーカー「Amazon Echo」に搭載され、日本上陸を果たした「Alexa(アレクサ)」。音声認識技術により、色々な操作を実行してくれるAmazonのAI(人工知能)で、米国では2014年に発売されました。
将来的にネットに繋がれているモノは全て音声で操作可能になると言われています。
同技術は家電の音声操作に留まらず、自動車にも展開されており、80年代の米TVドラマ「ナイトライダー」に登場する「ナイト2000」のような世界が実現しようとしています。ドライバーが音声コマンドを発声後、1秒を切るレスポンスで音楽をかけたり、天気予報などの情報を得たりすることが可能。
「Alexa」の日本語対応発表に合わせ、各企業が続々と連携する製品・サービスを発表しており、大手新聞社やテレビ局もニュース記事の読み上げサービスを開始しています。
そうしたなか、GPSやカーナビの有力メーカーとして知られる「Garmin」がAmazonと協力して「Garmin Speak」を発売。Alexaの多彩な能力をユーザーの車内に持ち込むことに成功しました。
Alexaの全ての機能が車内で利用できるようになるもので、車載オーディオと連動させれば、良質なサウンドで活用することが可能となります。
一方、自動車メーカーによっては出荷時に「Alexa」をOEMで搭載することで自動車をスマート化するケースも登場しており、日産では2016年から2018年に製造されたNissanConnectサービス搭載車を対象に「Alexa」に対応。エンジン始動、ドアロックの施錠・開錠のほか、ヘッドライトの点灯操作や、ガレージドアの開閉、天気情報の表示などが可能になるそうです。
またフォードに加え、BMW・MINIも2018年中旬以降に「Alexa」を搭載する予定のようで、今後の各社の対応についても注目されます。