メルセデス AMGの新型高性能市販モデル『AMG GT4 ブラックシリーズ』(仮称)の開発車両がニュルブルクリンクサーキットで高速テスト中にコースアウト、危機一髪でクラッシュを回避しました。
ニュルブルクリンク北コース(ノルトシェライフェ)は自然の地形に沿って作られており、激しいアップダウンやうねりが続きます。さらに170ものタイトなコーナーやブラインドコーナーがあるため、開発車両にとってこの上ないテストコースです。
しかし、北コースはグリップを高めるサーキット用アスファルトではないため、クラッシュも多く、特に高性能モデルにとっては危険と背中合わせのコースとなっています。
今回危うくクラッシュを回避した「AMG GT4 ブラックシリーズ」は、「AMG GT R」をベースにしたハイパフォーマンス・ストリートモデル。最高速度は330km/h、最高出力は620psを発揮する4リットルV型8気筒エンジンを搭載する高速マシンで、滑りやすくうねったコーナーから、思い通りのラインを外してしまったと思われます。
9月から10月にかけては新型モデル秋のテストラッシュとなり、世界屈指のハードコースに多数のプロトタイプが挑みますが、全車の無事を祈りたいものです。
(APOLLO)