1996年に「SLK」として登場した現SLCは、2016年6月のビッグマイナーチェンジを機に、ロードスターを表す「SL」と車格を表す「C」を組み合わせた「SLC」と車名も変えられました。
2017年6月19日から8月31日までの期間限定受注となる2台の特別仕様車、「SLC 180 Sports RedArt Edition」と「Mercedes-AMG SLC 43 RedArt Edition」が発表されました。
「SLC 180 Sports RedArt Edition」は、「SLC 180 Sports」がベース。外観は、フロントスポイラーリップ、サイドエアアウトレットフィン、リヤディフューザートリムに加え、フロントのブレーキキャリパー&ドリルドベンチレーテッドディスクに、印象的なレッドアクセントを配することで、スポーティかつアグレッシブなムードが演出されています。
インテリアは、ステアリングやインテリアトリム、ダイレクトセレクトレバーなどにカーボンデザインを採用。ベースモデルには設定のないナッパレザーにパイピングが施されたシートは、レッドラインとの組み合わせにより、スポーティに仕立てられています。
さらに、シートバックに内蔵された超小型セラミックヒーターが暖めた空気をヘッドレスト下部から吹き出して乗員の首まわりを暖める「エアスカーフ」を「SLC 180」として初めて装備。「SLC 180 Sports RedArt Edition」の価格は616万円です。
もう1台の「Mercedes-AMG SLC 43 RedArt Edition」は、ハイパフォーマンスモデルの「Mercedes-AMG SLC 43」をベースに、俊敏なハンドリングと快適性を両立する「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」をSLCとして初めて採用されたのがトピックス。
AMGダイナミックセレクトに用意される5つのモード「Eco」、「Comfort」、「Sport」、「Sport+」、「Individual」と連動し、走行状況に応じて四輪それぞれを電子制御するシステムです。
エクステリアには、スポーティなフロントスポイラーリップ、サイドエアアウトレットフィン、リヤディフューザートリム、フリックにレッドラインが施されています。
さらに、前後ブレーキに「AMGレッドブレーキ・キャリパー」を装着し、専用の「ハイグロスブラックペイント」の18インチAMG10スポークアルミホイールにもレッドラインが採用され、スポーティムードを強調。
インテリアは、「AMGカーボンインテリアトリム」をはじめ、AMGエンボスが施された「AMG E-SELECT」レバーなどに加えて、こちらにもレッドパイピングが施されたシートやレッドシートベルトが用意されています。「Mercedes-AMG SLC 43 RedArt Edition」の価格は984万円です。
(塚田勝弘)