発表・発売以来、「わかる」「わからない」「言われればわかる」などと言われてきたマツダのGベクタリングコントロール、通称「GVC」を、雪上のテストコースで試すことができました。
結論からいうと、舗装路面よりも「その効果がわかりやすい」ということでした。
試乗は特別にGVCをオン/オフできるようにした試乗車で行いました。まずは、試乗車のGVCスイッチをまずはオフにして走ります。
すると、雪道の状況によってまっすぐ走るために、路面状況の変化に合わせ、小刻みに数センチ前後動かしてしまいます。コーナーでも、一定の舵角で曲がって行きたいのに、ちょっとずつステアリングを修正しながら曲がるのを余儀なくされます。
走っている最中にGVCスイッチをオンにしてみます。
すると、明らかに修正のためのステアリング操作が減ることに気付きます。まっすぐの雪道、新雪ではなくてある程度の轍があったり、固まっているところがあったりする道を走っているとき、修正のため頻繁にステアリングを操作しますが、この回数が減ってくれるのに気付きます。
コーナーでも同じように、ステアリングを一定にしていても不安になることがなく、修正しなくて曲がってくれていくのがわかります。