選考委員一人の持ち点は20点。そのうち10点を1位のクルマに、残り10点を2位から5位までに最高9点で点数を振り分けて投票するのが、clicccar主催の「CCOTY(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)」です。
2016年の登場したクルマで、私が最も気になり10点を投票したのがルノー・トゥインゴです。
かつて、20代後半に日産スカイラインGT-R(R32型)に乗っていた時期がありました。個人的に国産車のトップと思えるクルマに乗ってしまったので、次は輸入車のエントリーモデルに乗ろうと思い、そこで購入したのがVWルポでした。ルポの愛嬌のあるフロントマスクとしっかりとした走りのギャップにたちまち惹かれてしまいました。
今回10点を投票したルノー・トゥインゴは当時のVWルポを彷彿させる楽しさを非常に感じました。RR(リアエンジン・リアドライブ)という個性的な駆動方式を採用したコンパクトなボディは小回りも利くので、取り回しが非常にしやすいです。
さらに、パリの石畳でも抜群の乗り心地を目指したというサスペンションの味付けもキビキビとしていて軽快です。