クルマの前方には大きな穴、フロントグリルがあるのが一般的ですが、なぜそこに穴があるのかわかりますか? ここから空気を取り入れて、エンジンの燃焼に使う空気を取り入れたり、エンジンを冷やして温度を安定させる冷却水を冷やすラジエターに風を当てるためのものです。
1983年に誕生した5代目カローラのラインアップにあるスポーツモデルの「レビン」に量産車として世界初採用された装備がありました。
5代目カローラのレビンと言えば、その車両型式「AE86」という記号から、ファンの間でも「ハチロク」と呼ばれるようになったクルマ。このレビンの上級モデルに採用されていたのが。ラジエターグリルを開閉させる「エアロダイナミックグリル」という機構。
必要な空気を取り入れるための穴を閉じてもいいの?と思われるかもしれませんが、実は閉じた場合のメリットもあるのです。