豊田合成は、インド市場の拡大と安全規制強化から見込まれるエアバッグなどの需要拡大に対応するため、インド北部のハリヤナ州バワルに新工場を設立すると発表しました。
パワル新工場は、同社の生産子会社「豊田合成ミンダ・インディア株式会社」(TGMIN)の分工場として設立し、エアバッグやウェザストリップなどの自動車部品を2017年3月から現地の日系カーメーカーに提供します。
新工場の設立に伴う投資額は約5.5億ルピー(約9億円:1ルピー=1.6円で計算)です。
パワル新工場とTGMINの概要は次の通りです。
エアバッグに関しては、タカタがリコール問題で経営が揺らいでおり、その隙をついて豊田合成がインドで生産拡大に動いた形です。今後、豊田合成がインドの日系メーカー、特にスズキへの拡販に成功するかが注目されます。
(山内 博・画像:豊田合成)